コラム
菌のスペシャリスト「秋田今野商店」さんから見た紅麹の危険性は?
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2分
小林製薬の紅麹色素について騒がれていますね。
偶然、別の番組でもベニコウジは危ないと言及している方がいました。
こんにちは!さおりん/健生堂です。
小林製薬の紅麹のニュースが出る数日前に、TV番組「秋田人物伝」で「秋田今野商店さん」が紹介されていました。
種麹屋として日本や世界の酒蔵や麹屋に種菌を卸している会社です。
今野さんは麹菌や納豆菌を始め農業用有用細菌などを幅広く手掛ける菌のスペシャリスト。
放送では社長で農学博士の今野宏さんがベニコウジ色素の危険性について発言していました。
どのように危険なのか調べてみると・・・。
紅麹菌の一部にはカビ毒を出す株もある
2014年3月7日に官報で公表された内容には、ベニコウジ菌の一部で有害物質シトリニン(カビ菌)を産出する事もわかっています。
ベニコウジ菌は20年以上前から食品添加物扱いだった
2003年12月「輸入食品安全確保に関する意見交換会」の議事録からは、ベニコウジ菌はすでに食品添加物として分類されている。
当時、日本の規格は0.2ppmだけど中国やロシアからの輸入品の中から高濃度のベニコウジ菌が検出されていた。
国によって許容基準が違うし、年代によっても基準が変わってくるのであくまでも、書かれた時の情報になります。
まとめ
わかったことは、
・20年以上前からベニコウジ菌の危険性がいわれていた
・ベニコウジ菌すべてが害があるわけではなく、一部が有害物質(カビ毒)を出す菌もあること
でした。
これをきっかけに食品の成分表示欄を見る方が増えたと思います。何を身体に入れているか知る機会になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これからも食の安全のため、アンテナを張って情報を共有していきます。
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