コラム
謎の黒い物体を絞ってみた味噌作りの産物
目安時間
5分
こんにちは!さおりん/健生堂です。
衝撃な出来事がありました。
健康と発酵食品の良さを伝えて30年ですが、黒い物体を捨ててる人が多くて悲しい。去年の春に仕込んだ味噌が1年経ったのでいよいよご開帳~!
あれ?チャプチャプした液体がたくさんあるではありませんか!
味見すると甘〜い香りで、そのままみたらしに使えそうなほどなんです。
さらに旨味がケイン・コスギ(濃い!)口に入れる前の注意点がありますので解説しますね。
この話って、これからの病気知らずの健康的な暮らしに必須だから何度も読み返せるようにブクマしといて下さいね。
黒い物体の正体は何だと思いますか?
毎年、自宅用に味噌を作っております。
かめ(陶器製の丸い寸胴の入れ物)に仕込むことが多いのですが、去年仕込んだ味噌を初開封したら味噌表面に黒い液体がありました。
「麹」が味噌の原料を分解して糖化することで生み出される「水分」と「糖分」です。
パッと見たかんじカビっぽいのも混ざってるし、そもそも「食べられるの?」って思いますよね。
昔、自家製味噌ユーザー初心者の頃は、内容を知らなかったので捨てていました。
今思うと「なんてもったいないことしてたんだ!」って思います。
醤油の香り成分は300種類あんねん(アンミカ風)
今回の「味噌たまり」があまりにも甘味と旨味が強かったのでさおりん感激!
見た目は、ほぼほぼ醤油なのでここで、味噌たまりと醤油の原材料の比較してみようと思います。
味噌たまりの原料 →→大豆・米麹・塩
なのに対し、
天然醸造の醤油の原料 →→大豆・小麦・塩
両者は多少成分は違いますが、例えば醤油の香りの成分を紹介すると
「天然醸造のお醤油」にはバラやヒヤシンス、桃やリンゴのフルーツの香りまで300種類以上の香りが含まれています。
だからあんなに複雑に香るんですね。
味噌だまりが少量だけある場合の対処法
味噌だまりは旨味成分なので味噌に混ぜ込むと味噌が美味しくなります。
今回は結構チャプチャプにあったので絞ってみました。
味噌たまりの絞り方
コーヒーのドリッパーとペーパーフィルターがあるとお洒落でいいんですが、あいにく無かったので家庭的な器具で絞らせていただきます。
ボウルにザルを載せ、ザルにキッチンペーパーをセットします。
ザルに味噌たまりを注いて濾します。
1滴1滴と滴り落ちる様子を眺めるのもよしです。
試しに、納豆ご飯にしてみた
納豆に添付のお醤油は使わず、味噌たまりにしてみたら濃すぎ(しょっぱめ)だったので
同量の水素水で割るとちょうどいい塩梅(あんばい)になりました。
とにかく旨味がゴイスー!
味噌たまりの保蔵方法
500mlほど採れましたが、もし数日で食べきれないようならお鍋に入れて弱火でフツフツ加熱してください。
そのまま置いておくと表面に産膜酵母という白い膜が張ります。
酵母の一種なので身体には無害ですが味噌たまりの味が落ちますので、数日以上置くようなら加熱をすると保存性が高まります。
味噌たまりは加熱していない”生しぼり状態”です
冷蔵庫保管し早めに食べきりましょう
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味噌表面の黒い物体は「味噌たまり」といいます