自己紹介
こんにちは!さおりん/健生堂です。
数ある中から目に留めて頂きありがとうございます。
今日は健生堂ってどんなところ?活動内容などを紹介します。
秋田ってどんなところ?
健生堂は秋田県の県北にある大館市に店舗があります。
秋田といえば自然豊かな場所で、あきたこまち米・大館曲げわっぱ・ハチ公の故郷・とんぶり(通称畑のキャビア)や比内地鶏などおいしいものもたくさん。
先代の伯父が50年前に食の安全を伝えたのがきっかけ
店舗は先代の伯父が約50年前に秋田初の自然食品店を創業し、その後に母が引き継ぎ、現在は私も加わり今に至ります。
伯父は教師をしていたので教え子さん達に玄米は身体にいいことを伝えていきました。
そうした中で健生堂を創業し、教え子だった母も伯父に勧められながら食事改善をしていました。
長年の便秘も玄米菜食のおかげでとても体調が良く、手放せなかった甘いものも徐々に少なくなっていきます。
極小未熟児で産まれて豆乳で育つ
時が経ち、母が出産をし私が産まれます。
早産で1160gの極小未熟児だったため産まれてすぐに保育器に入りました。
当時は保育器に入ると、母乳は止めて粉ミルクにするのが普通でした。
でも、産まれる前に森永ヒ素ミルク事件があったり、インスタントラーメン、食品添加物の心配から粉ミルクではなく豆乳を飲むことになったんです。
今はもう製造していないんですが「ソイヤラックネオ」という乳児用の調整豆乳があったんです。
豆乳で赤ちゃんって育つの?
びっくりですよね!
そんなこんなで大きく育ち、今は店舗と移動販売をしています。
3.11震災をきっかけに毎年味噌づくりをスタート
2011年3月に東日本大震災があり、大館市も停電やガソリンの供給が危ぶまれました。
その時農家さんはびくともしなかった。
なぜかというと、家に米や野菜・味噌・漬物・薪・井戸水が常にあるから生活にはそれほど不便をしなかったんです。
農家をしているお客さんからお話を聞いて衝撃を受けました!
「自給自足ってすごい!」
ストックの重要性を強く感じ、仲間3人で味噌づくりを始めたのがきっかけに発酵食品をみんなで作ったら楽しい。じゃあ、作ってみたい人を募ろうと発酵の会が出来ました。
発酵料理教室について
2011年~はじまった発酵料理教室。
毎年4月には味噌づくりを始め、7月は旬の梅ジュース。
その他オイキムチ、キムチ、レモネード、塩麹、甘酒、お菓子作り、生ゴミを循環させるダンボールコンポストなど手作りし楽しんでいます。
特に反響があるのが発酵食品の代表格、地元の玄米麹を使った玄米味噌です。
春に仕込んだものは発酵させて秋から食べはじめ、春頃に無くなってくるのでまた来年の分を仕込むというサイクルで行くとずっとおいしい手前味噌を食べることが出来ます。
発酵料理教室で家族とタイムカプセル作り
「発酵食品を作ってみたいけどひとりだと中々重い腰が上がらない。」
「失敗が怖くて作れない。」
という方に、料理教室で一緒に作ると安心だし、出来たものの保管や食べ方もわかります。
中には、2~3歳の親子で参加して「家族味噌」を仕込んだり、毎年混ぜるのが楽しいから参加する子、作る様子を写真撮影して親子のコミュニケーションの場になったり
作ったものが発酵して味噌になっていく様子を食育として参加される方も多いです。
あるいは体調を崩されて、原点である食を見直したい事からていねいに作って心と身体と対話しながら作る方
初めて作ったらおいしかったからとリピートする方
ここに来ると毎回会えるからとお友達になった方など。
作るの楽しい、おいしい、幸せな気持ちを循環させる事が自分の使命なんだと心の底から思い続けています。
〈感想と写真〉
日本文化に育まれたエネルギー
小さい店で品揃えもそんなに豊富ではないかもしれませんが、欲しい方に欲しい物を届けられること。そして、日本の伝統文化に則ったおいしくエネルギーのあるものを取り扱える幸せも日々感じています。
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